レストランでの支払い方法 in Canada

カナダのレストランの支払い方法について、カナダは日本と違ってラーメン屋などであってもテーブル会計です。キャッシュレスが進んでいるのでテーブルでクレジットカード決済するのですが日本ではあまりなじみがないと思いますので記事にしてみました。

まず会計をしたいときは、サーバーに”Can I have the bill?”と言います。
そうするとBillを持ってきてくれます。キャッシュで支払う人はほとんどいません。

ここで登場するのが”Machine”です。マシーンです(笑)もうちょっとまともな名前を付けれなかったのか?って思いますがマシーンです。

マシーン

モバイルのクレジットカード決済端末です。クレジットカードで決済したい場合は”Can I have a machine?”と言います。
マシーンが来たらフランス語にするか聞かれますが、英語でよい場合はそのまま緑のOKを押します。

金額が出てきてOKを押すとチップを支払うか聞かれます、Yesの下のボタンを押してチップの金額の選択に進みます。

チップの額を入力してOKを押します。だいたいチップの相場はランチで15% ディナーで18%です。

チップ込みの金額を確認してOKを押します。

最後にクレジットカードで支払います。タップで支払うこともできますし、ICチップ付きのカードの場合は下からカードを差し込んで暗証番号を入力して支払います。

端末によって多少流れが違うこともありますが、だいたいこんな感じです。
チップを%で入力するか金額で入力するか聞いてきたりする端末もあったり、 たまにタップを受け付けない端末があったりします。

バンクーバーのチップ事情

海外旅行の時にチップをいくら払ったらいいのか国や地域、はたまたサービスによって相場が異なるので悩みますよね。自分自身もレストランでチップを払うのには慣れてきましたが、その他の場面ではけっこう悩むことがあって相場を調べてみました。


サービス相場備考
レストランランチ 飲食代の15%
ディナー 飲食代の18%
チップの払い方はこちら
ホテル(ハウスキーピング)2ドル小銭が必要…
タクシー10% - 15%払わない人もいる?
美容室15%

これらはあくまで目安で、サービスが心地よかった場合はもっと上積みしてもよいですし、逆にイマイチだった場合は下げてもいいと思います。自分も レストランで たまに5%とかにすることもあります。

カナダで一番困るのがホテルのハウスキーピングに対するチップです。ただでさえカナダはキャッシュレスが進んでおり現金を見ることがかなり少ないです。さらにカナダは紙幣が$5からなので$2のチップを払うためにはコインを用意しないといけません。カナダで生活していてコインを使用することはほぼほぼありません。$2のチップを現金で支払うのはかなり難易度が高いです。アメリカの場合$1から紙幣があって両替所でも$1紙幣をもらえるので良いのですが。

レストランに関しては、代金は食事に対する対価、チップはサーバーへの対価という風に理解してきっちり払うようにしていますが、タクシーや美容室の場合、そもそもサービスに対してお金を払ってるのにさらにチップを払う意味がよく理解できてません。
色々調べていると、アメリカの例ですが同じような悩みを持っている人もいるようで払わない人もいるみたいですね。
https://thinkmarkets.wordpress.com/2010/03/11/taxi-tipping-why/
最近ではUberなどのサービスもチップは強制ではなく心意気みたいな感じなのでTaxiへのチップも変わっていくのかもしれませんね。

参考までにカナダ以外の国のチップのレート比較です。


 カナダアメリカイギリスベルギー
レストランでのチップ15-18%15-18%10-15%なし

Londonに行ったときイギリス人の友人がDinnerでも10%しか払ってないのを見て、北米のチップは高いなぁと思いました。Londonはそれ以上に物価が高いですが(泣

Compass Card バンクーバー

バンクーバーで長期で滞在するには欠かせないCompass Card, 日本でいうところのSuicaみたいなものです。

Compassカードの購入
大人用のカードはSkytrainなどの駅の券売機で買えます。これが一番簡単だと思います、その他London Drugsなどでも買えます。

券売機でまずNew Compass Cardを選択します。

Monthly Passか1Day PassかAdd Stored Valueを選択します。普通にチャージしてチャージした分で乗る場合はAdd Stored Valueを選びます。

いくらチャージするか選んで支払いに進みます。

クレジットカードで支払う場合は画面下のクレジットカードリーダーとキーパッドに飛びます。画面にはあまり何も表示されずキーパッドの画面に指示が出てるので一瞬固まったか?って焦りますが冷静にクレジットカードリーダーを見てください。

Concessionカード
18歳以下用の Concession カードは特定のお店に行かないと買えません。
といっても、London DrugsやShopper’s Drug Martなどのドラッグストアでも取り扱っていますので気軽に購入することができます。
https://www.translink.ca/Fares-and-Passes/Where-to-buy-FareDealer.aspx

券売機でのチャージ

オートチャージ設定

アメリカ・カナダでの部屋探し

海外生活を始めるにあたって一番大切なのが生活の拠点を決めること、まずは家探しです。今回はアメリカやカナダで賃貸物件を探す方法を紹介します。

日本だとSuumoやAt Homeといった不動産会社のサイトがきちんと整備されていて、賃貸物件をネットで探すのも非常に便利です。アメリカ・カナダの場合は、不動産会社のサイトで探すよりもcraigslistという総合掲示板のようなサイトが非常に便利です。日本ではあまりなじみがないですが北米ではすごいサイトです。 バンクバーの不動産屋さんと話をしていてもcraigslistに載ってない物件はないというぐらい、ポピュラーなサイトです。 不動産以外にも個人売買など、たくさんの情報や機能があり海外生活をするうえでは知っておくべきサイトです。(craigslistの詳細はWikipediaで)

craigslistは各地域ごとに分かれてサイトがたっているので、”調べたい地域名” + “craigslist”で検索するのが良いでしょう。
例えば、San Francisco Bay Areaだと
https://sfbay.craigslist.org
Vancouverだと
https://vancouver.craigslist.org/
といった感じになっています。

このcraigslistのhousingの部分から物件を検索します。
“apts / housing”とか”rooms / shared” とかいろいろありますが、普通の賃貸物件は “apts / housing” 、学生さんなどでルームシェアは “rooms / shared” で検索します。

個人的にはこのmap表示で物件の場所を見ながら物件の詳細を見るのがわかりやすくて好きです。(左上のプルダウンメニューからmapを選びます)

好みの物件がみつかれば、連絡先に直接連絡したり、不動産エージェントを通して連絡してもらったりして内覧のアポを取って話を進めていきます。

不動産は水ものなのでこまめにcraigslistをチェックして気に入った物件があれば素早く行動することをお勧めします。

カナダでの携帯電話選び

カナダで携帯電話を買おうと思っても携帯会社がいろいろありすぎてどれにすればよいか迷いますよね。一度携帯会社を決めちゃうと数か月は解約できなかったりするので携帯会社選びは慎重にやりたいです。
実際に自分は勢いで契約しちゃって後から後悔して数か月後にキャリアを変えたりしたので、調査した結果をまとめておきます。(あくまで個人による独自調査なので情報の信頼性は保証しません)

カナダの携帯電話は大手キャリアと大手キャリアのネットワークなどを使っている比較的小さめのキャリアに分けられます。大手は、Telus, Rogers, Bellの3社、その他のキャリアはFreedom, Fido, Virginなどがあります。
小さいところを入れるとかなりあるので細かいところはこちらを見てください⇒(参考)

大手3社比較
大手3社の比較はこのようになってます。

 TelusRogersBell
エリア
LTEのカバレッジが弱い
速度
独自の設備で速度が速い
料金
大手なので高い

大手なので高い

大手なので高い
Sub Brand
(廉価版サービス)
Koodo
Public Mobile
Fido
Chatr
Virgin Mobile
Lucky Mobile

参考(Bell vs Rogers vs Telus: What’s the Difference?)

Websiteを見てると大手3社はそれほど変わらないように見えますが、 自分はTelusとRogersのネットワークを使用したことがあり、実際に使ってみるとRogersはTelusに比べるとLTEの電波が弱い気がします。
Rogersは3Gの時代強かったみたいですが4GになってTelusとBellが巻き返したようです。
大手3社はやはり料金は他と比較すると高めになっています。

割安サービス
割安サービスというのが適切かどうかわかりませんがその他のキャリアで特徴的なものをいくつか説明します。
FidoやKoodoのような大手キャリアのサブブランドとして展開しているサービスは基本的にカバレッジの面では大手と同じで値段が多少低めに設定されています。
Freedomは大手3社に次ぐ4番手のキャリアですがカバレッジなどの面ではかなり差があるように見えます。その分お値段はかなり低めに設定されており、都市部でしか携帯を使わない人にはかなり良さそうにみえます。

 サブブランド
(Koodo, Fidoなど)
FreedomPhonebox
特徴大手キャリアのネットワークがそのまま使える安い日本語で受け付けてくれる
Telusのネットワークを使っているのでカバレッジは広い
注意事項そんなに安くない?カバレッジが狭い
都市部でしか使えない
カナダ国内でしか使えないのでアメリカに行くようなことがある人には不向き

カナダやアメリカは日本と違って、通話無制限やSMS無制限をけっこう売りにしており、Planを見てもあまり日本人好みのものがなかなか見つからなかったりしますが、地道に探して自分に合ったプランをみつけてください。

バンクーバーの夜景

バンクーバー冬の見どころ

バンクーバーは冬になるとホテルやツアーなどの相場がかなり下がります。確かに夏のバンクーバーは涼しく過ごしやすくすごくいい季節ですが、冬のバンクーバーも楽しみがたくさんあります。

夜景

なぜ冬のバンクーバーの観光相場が安いのかはよくわかりませんが、天気が悪く日が短いのも一つの理由かもしれません。
逆に日が短いのは夜景が好きな人にとってはすごくいいことです。12月などは夕方4時ごろには暗くなるので夜景をたくさん見るのに最適です。
夜景がきれいに見える要素として、「街の明かり」+「海などの大きな水」+「これらを高いところから見る」がありますが、バンクーバーはこれらがそろった夜景観賞に最高の町です。

今回紹介する夜景スポットのいくつかを回るツアーがベルトラから出ているのでご興味のある方はこちらから

おすすめ夜景スポット

  • Aqua Bus ~Granville Island
  • West Vancouver
  • Olympic Village ~ Science World
  • Stanley Park
  • Lonsdale quay
  • Grouse Mountain

Aqua Bus

まず最初のおすすめスポットは、アクアバスに乗って夜景を楽しみます。おすすめのルートはHornby St ~ Granville Islandまでの区間、Burrard Bridgeの下を潜り抜けてYaletownとGranville Islandの壮大な夜景を楽しめます。

West Vancouver

West VancouverはMetro Vancouverエリアの高級住宅街です。お金持ちのおうちがたくさんあるのですが、その理由は明らか、ここからの夜景は絶品です。
West VancouverからはLions Gate Bridge, 海、そしてダウンタウンの夜景とすごくたくさんの要素がそろっていて本当にきれいです。
毎日こんな夜景を見ながら生活できたらすごく幸せですね。

British Propertyからの夜景

West Vancouverの夜景は、British Property, Chippendale RdやCypress Bowl RdのLookout といったHighwayよりも上に上がった方がきれいに見えるところが多いです。
West Vancouverで夜景をふんだんに楽しむためには車がないと厳しいですが、 ベルトラさんのツアーでサイプレス展望台に連れて行ってくれるツアーもありますのでご興味のある方はぜひこちらから
HISさんからも同様のツアーが出ておりこちらもサイプレスの展望台に連れて行ってくれますのでぜひこちらもチェックしてみてください。

Chippendale Rd

Highview LookoutとChippendale Rd周辺

West Vancouverはここに書いた以外にもたくさん夜景スポットがあるのでぜひいろいろ探してみてください。

Olympic Village ~ Science World

Olympic VillageからScience Worldにかけて False Creek の夜景も最高です。SkyTrainのExpo LineでScience Worldで降りて、目の前にあるScience Worldのほうに歩いていけば海沿いの遊歩道があり最高です。

Science World

夜景だけでなく昼の景色も最高なので遊歩道を散歩するのもすごく良いです。

Stanley Park

Stanley Park

Stanley Parkの南側の海岸線はちょうどダウンタウンの真正面となり海の向こうにダウンタウンのライトアップが見える最高のロケーションです。海に反射するダウンタウンの明かりは格別の景色です。夜の海沿いの遊歩道をゆっくりと散歩するのも気持ちがいいです。

Lonsdale

Londsdale Quay

North VancouverのLondsale Quayも夜景がきれいです。LondsdaleはダウンタウンのWaterfront駅からSea Busで渡った先で、North Vancouverから海の向こうのVancouver Downtownが一望できます。

スキー場

バンクーバー近郊にはスキー場が3つあり、冬の間はナイターもおそくまでやっています。GrouseやSeymourはバンクーバーの夜景を見ることができすごく素敵です。

バンクーバー夜景ツアー

ベルトラさんの夜景ツアーへのリンクは下記です
https://www.veltra.com/jp/north_america/canada/vancouver/ctg/162816:Night_Tour/

HISさんからも夜景ツアーがでています。
https://activities.his-j.com/TourLeaf/YVR0141/

アクアバスで小クルージング in バンクーバー

Aquabusはバンクーバーのフォールスクリーク(False Creek: ダウンタウンとオリンピックビレッジの間の内海)を運行する公共の交通機関です。
海を渡るための移動手段なのですが、移動手段としてではなくクルーズとして使って景色を楽しむことができます。

アクアバス公式サイト
アクアバスは十数人乗りの小さなボートで、ほかのお客さんと乗り合いで利用します。

乗り場は全部で8つ、料金は乗る場所と降りる場所で変わってきますが最低でも$3くらいかかるので移動手段としてはけっこう割高です。

移動手段としては割高ですが、クルーズとして考えれば格安です。時間にして数分間のクルーズですが海の上から見るダウンタウンやオリンピックビレッジの景色は絶品です。

料金はボートに乗ったら運転手さんに現金で払います。船の中は現金オンリーですが、乗り場か降り場によっては乗るときまたは降りるときにクレジットカードで支払うこともできます。

夜も8時ぐらいまで運航しているので、冬は夜景も楽しめます。

バンクーバーのバスの乗り方

カナダのバンクーバーは公共交通機関が発達しておりうまく使えばいろんなところに行けてかなり便利です。電車(Sky Train)やSea Busは日本の電車と同じように比較的簡単に乗ることができますが、 バスはいざ乗ろうと思っても色々悩みがあって障壁画高いと思います。
– そもそも乗り場と降り場がわからない
– バスのルートがわからない
– 料金の支払い方は?
でもバスに乗れると行動範囲が格段に広がります。のでバンクーバーエリアでのバスの乗り方を解説します。

  • 事前準備
    • バスのルート確認
    • 料金の支払い方法を準備する
  • 乗り方
    • バスの時間を調べる
  • 降り方

事前準備

バスのルート
バンクーバー市とその近郊の町をまとめてMetro Vancouverと言います。
Metro Vancouverのバスマップ

詳細なバスの地図はここからで確認できます

料金の支払い手段を準備する
https://www.translink.ca/Fares-and-Passes/Paying-Your-Fare.aspx
支払い方法はいくつかありますが事前に準備・確認しておく必要があります。

現金おつりが出ません。お札も使えません。きっちりと小銭で用意しないといけないのと他の支払い方法より割高なので正直メリットは何もないです。
Compass Card日本のSuicaのような専用カード、事前に購入チャージしておく必要がありますが、料金が安くなります。詳しくはこちら
クレジットカード
/ モバイルwallet
クレジットカードはVisa payWave , Mastercardコンタクトレス などの非接触機能がついてる必要があります。Apple PayやGoogle Payも使えます。料金は高めですが観光などで数回だけバスを利用する場合はこちらでよいかも
チケットSkytrainの駅などで1Day Passなどのチケットを買えます。駅の券売機での切符の買い方はこちら。
一日バスを乗りまくるような人はあらかじめ1Day Passを購入しておくのが良いと思います。

実際の支払いは乗車するときに払います。降りる際は何も支払う必要はありません。ドライバーの横の料金ボックスに料金を入れるか、 Tapで支払う場合はカードリーダーにTapするだけ、緑の画面でビーっと音が鳴ると成功です。赤くなると失敗です。

料金
バスは基本的に1 Zoneのみでどこまで行っても均一料金です。
https://www.translink.ca/Fares-and-Passes/Fare-Pricing.aspx
支払い方に違いがあるのと、大人料金と子供料金があります。
バンクーバーの公共交通機関の便利な所は一度料金を払うと90分間は乗り換えが自由です。現金で支払った場合は証明書をもらわないといけません。

Compassカードの購入
大人用のカードはSkytrainなどの駅の券売機で買えます。
18歳以下用の Concession カードは特定のお店に行かないと買えません。
といっても、London DrugsやShopper’s Drug Martなどのドラッグストアでも取り扱っていますので気軽に購入することができます。詳しくはこちらに書いています。

バスの乗り方

バンクーバーのバス停

次のバスが何時にくるかバスの時間を調べます。
バスの時間の調べ方はいくつかありますが、一番簡単なのはスマホで下記のページから調べます。乗りたいバスの番号を入力、乗りたい方向(East Bound/West Bound or North Bound/South Bound)を選択し、次にバス停を選択します。
https://new.translink.ca/next-bus

バスの時間はSMSでも調べることができます。
SMSで33333にバス停に書いてある番号と乗りたいバスの番号を送信すると下記のようにレスポンスが返ってきます。バス停番号とバス番号の間はスペースで送信しないとちゃんと返事が返ってきません。上の写真の場合、乗りたいバス番号は50076でバスの番号は、19や209を指定できます。

優先座席
バスの前方の席はだいたい優先座席になっています。すいているときは座ってよいですが、お年寄りや車いすの方、けがをされている方など来られた場合は速やかに譲ってください。

バスの降り方

バスの降り方

乗り方も不安ですが実際に降り方の方がけっこう不安かもしれません。
バスの中では次の降り場のアナウンスと表示があります。ただアナウンスはバス停の直前で流れる場合がほとんどなので、1つ前のバス停か2つ前のバス停くらいから意識をしておいた方がいいと思います。

窓際にある黄色いロープを引っ張ると、音が鳴って天井についているStopマークが点灯します。Stopマークは先頭と真ん中あたりにもあります。

降りるときはバスの運転手さんに”Thank you!”と言っておりましょう

絶景イエローナイフ オーロラ鑑賞

イエローナイフでのオーロラ観賞のポイントを紹介、時期や場所、観測のための準備、ツアーの選び方などを紹介

一生で一度は見たいオーロラ、でもオーロラを見れる場所まで行くのはなかなか遠く、行ったからには確実に見たいです。オーロラ観測は自然との闘いで運にもよるところがありますが、それでも少しでも見れる確率を上げる方法を紹介します。

イエローナイフの紹介

イエローナイフはカナダ北部(ノースウェストテリトリー)の街でかなり北側にある街です。もともとは金の鉱山の街として開拓されたようですが現在ではオーロラの観測地として有名です。
日本との時差は16時間(夏時間のときは15時間)で、日本のほうが先に進んでいますので、日本の時間から16時間マイナスしてください。

イエローナイフとオーロラ

イエローナイフはオーロラベルト地帯にあるのに加えて晴天率が高いため、3日間滞在すると95%の確率でオーロラを鑑賞できるといいます。 平均年間降雨日数は78日で東京の115日と比べてもかなり少なくなっています。

イエローナイフでのオーロラ観測確率

イエローナイフはオーロラ観賞に適した場所であり3日間滞在での観測率95%であるとはいえ、オーロラは 常にイエローナイフに展示されているようなものではなく、 雨などと同じで自然現象です。出現する時間もその日の状況により変わりますし、日の出・日の入りのようにこの季節は毎日xx時に出るということはありませんし、状況により出たりでなかったりします 。日の出というよりも雨のようなものと考えた方が良く、オーロラを観測するためには、適切なタイミングで適切な場所にいることが必要です。

オーロラの鑑賞可能時期

オーロラ自体は年中発生していますが、オーロラは大気の発光現象なので肉眼で鑑賞するためには周りが暗くないと見れませんし、周りが暗い方がよりきれいに見れます。イエローナイフなどのオーロラベルト地帯は緯度が高いため、夏至の近くになると日照時間がかなり長くオーロラ観賞に不向きと言えます。天候にもよりますが日照時間の短い冬のほうが見れる可能性は上がります。少なくとも夏至の前後1~2か月は避けた方がよいかもしれません。

オーロラの強度

実際に行ってみて強く感じたのが、日によってオーロラの出る強度も異なり、弱いオーロラしか出なかった日は、「なんかコレジャナイ感」がかなりあってオーロラを見た気分にはなれませんでした。自分の場合は3日間滞在して、初日<2日目<3日目と徐々に強くなっていって、2日目はそれなりに見れたのですが、 「なんかコレジャナイ」という気持ちが強かったです。

オーロラの強度はレベル1~5まであり、弱いものと強いものでは感動が全然違います。ベックスケンネル(イエローナイフのツアー会社)のFacebookページにオーロラの写真がアップされていますが、日によって強度が違うのがわかります。オーロラを見るだけでなく最高強度を見てみたいですよね。
https://www.facebook.com/pg/Aurora-Wonderland-Tours-Becks-Kennels-185001910797/photos/?ref=page_internal
ほんとに強い日はオーロラが動いていて、地元の人はDancing Auroraと言ってました。

イエローナイフへの行き方

日本からイエローナイフへは直行便はなく、バンクーバーやカルガリー、エドモントンを経由して乗り継ぎ1回か2回で行くことができます。詳しくはExpediaなどで検索してください。

現地でオーロラを見る方法

現地ツアーに入ってオーロラを見に行く

もっとも簡単にオーロラ観賞に出かける手段は現地のツアーに申し込むことです。
現地ツアーも色々ありそれぞれ特徴があります。
イエローナイフからオーロラビレッジまでバスで移動して、あったかい小屋の中であったかいスープを飲みながらオーロラが出るのを待つツアー

オーロラアプリでオーロラの状況を確認しながら大型のバンで少人数でいろんなポイントを回ってオーロラハンティングするツアー

ツアーのメリットはオーロラを見慣れているガイドさんの経験等に基づいてプランされていることです。ツアーも色々あります。日本語のツアーもたくさんありますのでご自身にあったツアーをお探しください。

大手ツアーでオーロラを見に行く

日本人向けの日本語ツアーもでており、自分はベルトラからネットで予約しました。 大手ツアーの特徴は設備が充実していて快適です。極寒のイエローナイフでオーロラを見るためのサポートがしっかりしています。

自分が申し込んだツアーはこれです。(実際のツアーはベックスケンネルさんでした)
オーロラ鑑賞 in イエローナイフ しっかり5時間ツアー<イエローナイフ発/午後10時~翌3時まで/11月~5月/日本語ガイド>
極寒のイエローナイフで温かいキャビンの中で待てるのは最高です。中では温かいスープなどをふるまってくれます。

この小屋の中でオーロラが出るのを待機して待ちます。

小規模なツアーで見に行く

大手以外のツアーだと、自分はAurora Deluxe (https://www.aurora-deluxe-ca.ca/en-gb/) というGuest Houseに泊まったのですが、ここの宿のオーナーが宿泊者向けにツアーをやってくれて、こちらにも参加しました。このツアーは個人でやっているのと宿泊者が対象なので少人数で融通が利くのがポイントです。オーナーがオーロラ予報を見ながら出発時間や行き先を調整してくれてオーロラを見る確率も断然上がります
自分は滞在3日目に一番強いオーロラを見れたのですが、その時は宿の人が突然部屋にきて、「出発時間を1時間半くらい早めるぞ」と言って出かけました。1時間半早めたおかげでばっちり見れましたが、1時間か2時間後にはオーロラが消えていたので、突然の予定変更を決断しなければその日は見逃していたことになります。
この宿に泊まってこのツアーに入ってほんとによかったと思いました。

レンタカーで自分でオーロラを見に行く

極寒のイエローナイフで車を運転するのは多少抵抗があるかもしれませんが、自分でレンタカーを借りてオーロラを見に行くのもおすすめです。なんといっても行動に自由度がでます。大きなツアーの場合はオーロラの出る時間にかかわらず、出発時間と帰宅時間は決まっています。でもオーロラは自然現象で日によって出現時間や出現場所も異なります。
自分でレンタカーを借りるメリットはオーロラの状況に応じて行動予定を自由に変えれることです。イエローナイフのレンタカーの台数は結構少ないので早めのご予約が必要です。
個人で行動される場合は、寒さなどの安全対策は万全にしていってください。冬のイエローナイフは本当に寒いです。

レンタカーでの観測についてはこちらでまとめておりますのでご参照ください。

オーロラ予報

 オーロラ予報のアプリなどたくさんあります。例えばWebSiteだとAuroraForecast.comなどあります。アプリだとこんなのがありますので、自分でオーロラの状況を確認しながら今日早めに出そうだなとか予想することもできます。

オーロラ予報アプリ

オーロラ観測ポイント

イエローナイフ周辺のオーロラ観測ポイントに関する情報はかなり蓄積されています。
自分の場合はMadeline Lake Territorial Day Use Areaなどでかなりきれいにオーロラを見ることができました。

オーロラ観測ポイント紹介

Yellowknife Giant Mine Boat Launch

地図上で見ると湖のほとりに見えますが、冬の間は湖が完全に凍ってしまうので壮大な広場のようになります。建物がなくかなりひらけているのでオーロラが出たときに広範囲に見やすいです。

すみません、これは少し別の場所ですが正確な位置を忘れました。Highway 4沿いだったと思います。
ベルトラのツアーで見たオーロラ

オーロラ観測率を上げるために

とりあえずオーロラが見れればいいという人は、大手のツアーでよいと思います。感動するぐらいきれいなオーロラが見たいというかたは、下記の努力をすることできれいなオーロラの観測確率が上がると思います。

  • 可能な限り長くイエローナイフに滞在すること
  • とにかく温かい服装をして、外で長時間待機できる準備をする
    (せっかくきれいなオーロラが出たのに小屋の中にいて見逃したなんてないように)
  • 現地のガイドさんやホームページなどからも情報を集める
  • リアルタイムにオーロラ情報をチェックしてベストなタイミングでベストな場所にいくこと
  • 可能な限りフレキシブルな行動手段を確保する(少人数のツアー等)

オーロラ観測率を上げるのための準備

事前の情報収集も大切ですが、もう一つ大切なのは防寒対策です。オーロラを見逃さないためには極寒の寒空の中で待機するのが一番です。防寒着は-30℃に耐えるためのものが現地でレンタルできるのでレンタルすることをお勧めします。自分はスキーウェアに着込むようなパターンを試しましたが、-30℃になるとスキーウェアでは寒いです。また靴もSorelのスノーブーツなど本格的なものがあった方がよいです。こちらも上記からレンタルできますので現地で調達可能です。

意外にも大切なのは薄手の手袋です。当然厚手の手袋を着用するのですが、カメラなどを操作するときは厚手の手袋では厳しいので、厚手の手袋の中に着用できる薄手の手袋を用意しておくのが良いと思います。日本からカイロを持っていって指先を温めるために使うのもよいと思います。

オーロラ = Aurora 英語?

オーロラは英語でAuroraでも通じますが、アメリカ大陸ではNorthern Lightsのほうが一般的なようです。もしGoogle などで検索する場合はNorthern Lightsというキーワードも試してみてはどうでしょうか?

海外で使えるWifi / SIMサービス比較

海外で使えるデータ通信サービス

日本は海外Wifiのレンタルサービスがかなり良くできているので日本から短期の海外旅行に行く場合は空港でイモトのWifiとかWi-Hoとかを借りて行けばけっこう安くてデータ量もそれなりに豊富に使えて便利です。

でもアメリカやカナダなどの国ではこのようなサービスはあまりポピュラーではなく、海外にに住んでる人が海外旅行に行く際のデータ通信は気を付けなければいけません。地元で契約している携帯電話のローミングサービスなんてものを使ってしまうと非常に高額な料金になってしまう場合も…
カナダやアメリカではGlobalに使えるSIMカードが販売されているのでいくつか紹介します。

GlocalMe

日本のWifiレンタル会社でもGlocalMeを貸し出す業者がいるのでご存知の方も多いかもしれません。プランが複数あって複雑ですが、特定の地域向けのプランはエリアが狭い分データ単価が安い、Globalに使えるものはデータ単価が高い代わりに国境をまたいで使えるというメリットがあります。
この手のサービスでは一番充実してるサービスと言えます。

Keepgo

1つの契約で120か国以上の国で使える便利なデータ通信サービス
データ通信のみで通話やTextはできず。
プランがシンプルで、データ容量を購入してしまえばエリア内のどこの国にいるかを意識せずに使えるのが利点。データ容量をあらかじめ購入しておけば国境をまたいで通信量が加算されていきます。
Keepgoのメリットはデータの有効期限を引き延ばすことができる点です。データの有効期限が切れる前に新たなデータ容量をチャージすれば、そこまでに残っていた容量分の有効期限も延長されます。
SIMカード単体でも売ってるし、モバイルルーターのセットもあり。
Amazon.co.jpでも売ってる業者がいますが、本家のページから購入すれば日本にも発送してくれます!(たぶんそっちの方が安いです)

keepgoの10% offクーポンゲット

AOW (Always Online Wireless)

世界90か国以上で使えるSIMカード、これ1枚を携帯にさしてればだいたいの国で通信できます。
Keepgo同様 データ通信のみで通話やTextはできず。
Keepgoとの大きな違いは、国ごとの申し込みになること。例えばヨーロッパを旅行する場合、ドイツならドイツのローミングを申し込みます。1日のうちに複数の国を訪問する場合は、国境を超えるたびに注文を変えないと行けなくてこれがかなりイマイチ。複数の契約を同時に持つことができない。
自分の場合は、ドイツ(3日間)~ポーランド (2日間) ~ドイツ(1日)と移動の予定だったので、ドイツ500MB/15日間、ポーランド500MB/15日間という申し込みをそれぞれしてたのですが、ポーランドへの移動日にポーランドの契約に切り替わってしまい、それ以降ドイツで通信できなくなりました。
事前にこの仕様を理解してなかったので、最後にドイツに戻った時はデータ通信がない状態になってしまってけっこう大変でした。
正直keepgoのほうがかなり便利なのでもはや使ってません。

Roam Mobility (番外)

アメリカで使えるSIMカード
Daily Planからあるので個人の短期旅行等でハワイなどによく行く人はもっておいたら便利かも。
一日プランで$4.95/Day 512MBのデータ付き。データだけでなく通話やテキストもできるし、一度SIMカードを買うと再利用可能なのでけっこう便利

比較

GlocalMe KeepgoAOWRoam
使える国の数 140+ 120+90+アメリカのみ
データ容量の国境持ち越し 可能(プランによる) 可能不可
国ごとに別申し込み
アメリカのみ
通話/Text 不可 不可 不可可能
おすすめ度 おすすめ おすすめ単一国への旅行なら使えるかもアメリカ旅行におすすめ
特徴カバレッジが広いデータを半永久的に持ち越せる